①の説明で分かるように(分かった?笑)
古民家と言ってもざっくりと2つに分けられますよ。という事です。
それが、伝統構法と在来工法なんですね。
伝統構法の特徴
- 構造体に大断面の部材が使われている
- 柱は120角以上の大きなものが使われる
と言う立派な木材で構成されており、大黒柱があったり、立派な梁があったりします。
あとは、玉石基礎(コンクリでなく石を使ってる)であるとか、筋交い(バッテンに組み合わた木材で強度を増やす)や火打(垂直に組んだ木に三角形ができるように木を添えて強度を増やす)をほぼ使ってないとか、、、
または、金物を使わずに、仕口とかめりこみといった工法で、木材同士を組み込んで繋いでいるんですね。
要するに、昔ながらの職人の技が見られる構法だという事です。
在来工法の特徴
伝統構法の逆だと思っていただけたら。。。←やや説明が面倒になっている図
ですが、在来工法の建物も、幾度もの震災のたびに建築法が見直されて信頼性が増してきました。
在来工法の長所は自由な間取りが作れ、設計の自由度が高く変形した土地や狭小な土地、ある程度の傾斜地にも対応できるという事です。
コンクリート基礎でアンカーボルトで固定し柱を立てて、金物で補強する、小径材が使われているなどというのも伝統工法との違いでしょう。
いやー、説明楽し〜ー
私、専門家みたいーー ←一応、古民家鑑定士1級
ではでは、このめっちゃ楽しい説明(古民家おたくにとってのみ)明日へ続きます。


