①大きなお屋敷の壁紙を選ぶ
自然の中に新築されている二世帯住宅の壁紙プランを依頼されました。
施主様は80代のお方。以前のお住まいから、お気に入りの梁や欄間や敷居、それに立派な天井飾りを取り外して再利用するというこだわりをお持ちの方です。
現在建っている二世帯住宅は平屋で、一瞬、学校かな?と思うような大きな建物であります。
②現場に行って雰囲気を掴みテーマを考える
私は施工管理もしていますので、現場は必ず足を運びます。
今回も、どこに下地があるのかを確認しました。
カーテンレールを付けるうえで重要なことだからです。
そして、壁と天井が出来ているとことは、計測し、壁紙の発注の準備をします。
行程が早まったときは、迅速に用意をしなくてはいけません。
現場に行けば、図面では分からない建物の空気感を掴むことが出来ます。
思い描いていたのとは違うなぁとか、あの壁紙は合わないなぁとか、デザインを実際の場にフォーカスしていきます。
③分かりやすいテーマを考える
部屋数が多いだけあって沢山の壁紙をチョイスしなければいけません。
土日返上で集中して取り組みました。
施主様が選択出来るように必要なプランは3パターン
まずはそれぞれのテーマを考えます。
今回のテーマは出来るだけ施主さんにも分かりやすく、ナチュラルシンプル・ブリティッシュテイスト・和モダンとしました。

④施主さんと空間が何を望んでいるのか考える
テーマが決まれば、それぞれに合わせて壁紙を選んでいきます。
大事なことは、その空間が何を望んでいるのか?
どういう思いで施主さんが家を建てるのかという事です。
都会から自然の中に平屋をたてた施主さん。その思いを組みながらデザインするのでした。
⑤現物サンプルの確認作業
今回PDFの画像で、壁紙のプランを持参しますが、画像だけでは実物と色合いが違ってみえたり質感が分かりにくかったりします。
その為、必ず現物のサンプルを確認して頂きます。場合によっては幅なりサンプルといって大きなサンプルを持参してお見せすることもあります。
今回は施主さんに分かりやすく、細かい注訳をメモでつけました。
莫大な量になりました(笑)
現物をみると余計にワクワクしてきます。工事完成が楽しみです。


