記憶の箱を開けてしまったら。

社長日記

人間はいろんなことを忘れる生き物である。

 

心の奥底にたくさんの記憶を蓄えているけれど、普段は表に出ている部分だけで思考している。

 

けれども何かをきっかけに記憶は芋づる式にズルズルと引っ張り上げることができるようだ。

 

 

今はボケてしまった父に会社の昔のことを聞いて見た。

最初は「わからない忘れた」と言うけれども、何度も聞くうちに、一生懸命、少しずつ少しずつ思い出しては、答えてくれる。

 

 

忘れるって一体なんだろう?

忘れていればそれはなかったことになるのか?

 

けれども、私たちは、忘れそうな幼児体験をもとに思考が形成されているらしい。

 

忘れているけど、それは確実に自分の中に存在している。

 

人が死ぬ時は蒼魔灯のように、過去のことを全て思い出すと聞いたことがある。

 

時が来て、全てを思い出した私は一体何を思うだろう?

 

その時に涙を流しながら「頑張ったなぁ.私、頑張ったなぁ」と思えるように

 

今はひたすら頑張ろう。

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